このサイトは、オーストラリアからみほこがお届けするウェルビーイングブログです。自分への信頼を獲得し、しあわせな大人のヘルシーセルフケア歴10年。心豊かな自立を目指している人に向けて『小さな調整で心地良く生きる』を合言葉に、ちょっとした工夫やシンプルなアイデア、考え方などを出来るだけわかりやすい言葉にしてお届けします。
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最近、自分が本当に望んでいることがわからなくなっちゃった。
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それは、しんどいね。
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うん。
なんだかやる気がでないし、朝起きられないの。
- どこか自分らしくないと感じている人
- どこに向かっているかわからなくなった人
- しんどさを感じている人(疲れ、不眠、やる気がでないなど)
- 一人でボケーっとしたい人
この記事を読むと、自分を見失っている原因がわかるようになります。もしかすると、調和する相手が自分以外の人になっているのかもしれませんね。
人と人の間には、心理学で言われる境界線(バウンダリー)というものがあります。それは、目には見えない区切りや領域のようなものですべての人にあります。
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その人らしくいられるパーソナルスペースとも言うよ。
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この記事では、境界線について説明するね!
境界線とは
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境界線って何?
まずは、スピリット・ダンス・ワールド(以下SDWとします)なりに定義します。
全ての人が持っている心理的パーソナルスペースで、許容範囲は人それぞれ。
特徴:他人に勝手に侵入をされると不快を感じる反面、知らないうちに他人の境界線に侵入していることもある。
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境界線の範囲は、自分の家や部屋みたいなものだね。
境界線は、自分と他人との関係性を作るうえで大事な要素のひとつです。これには、2方向ありそれぞれを理解し上手く扱えると自分を守ることが出来、他者との関係で起こる悩みは減ります。
ココロの状態:良好、他人の境界線に対して寛大、課題の分離が出来る
カラダの状態:元気、穏やか
傾向:集中する対象が明確
言動:「人は人、自分は自分」
逆に、境界線がない/あやふやな場合は、人からの影響を受けやすくなり、人に人生を振り回される、または自分が人を振り回す傾向にあります。どちらにしても、建設的で良好な人間関係を保つことが出来ません。
ココロの状態:不満、困惑、失望、無力、孤立、怒り、悲しみ
カラダの状態:不調、元気が出ない、疲れている
傾向:現実逃避、人のことばかり考える、癒しを求める
言動:「周りには感謝をしている」「一人でボケーっとしたい」
さらに、こんなことが考えられます。
- 周りの人とズレを感じる
- 自分の軸がわからない
- 自分のやりたいこと、人生を置き去りにする
- 特定の人と共依存の状態になる
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あぁ~💦
わたし、気がついたら人が言ったことばかり考えてる~
あの人はこう言ってたから、こうした方が良いのかな?
とか。
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うんうん。人の意見って気になるよね。
それを踏まえて、そう考えてしまうメカニズムをみていこう!
境界線メカニズム
さて、わたしたちはどうして境界線を明確に引かず、あやふやなにしてしまうのでしょうか。
考えられる理由はこの3つ
- 境界線のことを知らないから
- 優しくて「NO」と言えないから
- 人の力になりたいサポーター気質だから
まず、2番と3番は下記のような特徴があり、行き過ぎると境界線があいまいになります。
- 自分の考えに自信が持てず、人の意見を採用する
- 優しい/母性が強い
- 義理堅い
- 嫌われたくない
- 世話好き
それでは、ここから1番の「境界線のことを知らない人」も含めて、境界線メカニズムをみていきましょう。すべての人に当てはまる内容で、これを理解すると境界線が見えるようになります。
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「嫌われたくない」をやめたい!
ここで、もう一度境界線の意味を確認しましょう。
全ての人が持っている心理的パーソナルスペースで、許容範囲は人それぞれ。
言葉を変えて言えば、自分を守るバリアや結界、担当領域のこと。イメージで言えば、それぞれの人のカラダが消えないシャボン玉に覆われている、回っているフラフープや縄跳びの中にいるように自分と他人を分けているもの。
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この存在を自覚をしているのと、していないのでは、その人の態度に大きな差が表れるよ!
それは、自分を含め他人の境界線の許容範囲を
- 受容する vs 無視する
- 尊重する vs 侵す
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これは大きな違い!
境界線を明確にする必要性
人がそれぞれに持っている境界線(心理的パーソナルスペース)は、自分と相手の許容範囲を理解してお互いに心地の良い関係性を育むことが出来る一方、無意識にズカズカと侵入してしまう/侵入させてしまうことがあります。
- 人に境界線を越えられる
- 人の境界線を超える
人に境界線を越えられる場合は、結果的に人の意見を優先し、自分の本心を奥にしまいます。その状態を長く続けると、人の考えに振り回され、自分の人生を置き去りにしてしまいます。
人の境界線を越える場合は、人のことを気にかけすぎ、自分のことは後回しにしてしまいます。その状態を長く続けると、他人の人生に入り込みすぎて、自分の人生を置き去りにしてしまいます。
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こういう状態は、自分の軸がないのではなくて境界線を上手く引けていないだけなの。
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どちらも当てはまる!
だから、自分のことがわからなくなっているんだ~
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「自分のことがわからない」ってことは、軸からズレているサインだね!少し調整をして、調和をする相手を自分に合わせていこうね♡
境界線を越えられている場合
「越えられる」は、言い換えると「自分が他人に、自分のパーソナルスペースに入ることを許している/超えさせてしまっている」ということで、自分に責任があります。「これ以上、入らないで」を相手に伝えることで、境界線を引くことが出来ます。
キーワードは、自分の領域を守り、人生の主導権を持つ。そうすることで、誰にも力を奪われることなく本当の自分と調和した状態になります。
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もし、相手の人が無理矢理にでも境界線に入ってくるようなら、すぐに物理的な距離を取りましょう。例えば
- その場から去る
- 連絡を避ける
- 誰かに間にに入ってもらう
大切なのは、自分にとって快適な許容範囲を超えさせないことです。
また、自分ひとりで誰かの言った言葉に翻弄されている場合も「その人の意見はその人のもの」というように、発言の持ち主をはっきりさせ自分の思いと相手の考えのあいだに境界線を引きましょう。
境界線を越えている場合
「越えている」は、言い換えると「自分が、他人のパーソナルスペースに入っている/侵している」ということです。相手のことが心配という理由で、その人が自分で解決する力や機会を奪ってしまうことになります。
キーワードは、相手の領域を尊重し主導権を奪わない。そうすることで、お互いの成長を喜び合える心地良い関係性に繋がります。
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もし、自分が相手の境界線を越えているのかわからない時は、相手に確認をしましょう。例えば
- 大丈夫?
- どうしてほしい?
- わたし、○○できるよ。今、必要?
まずは、境界線の存在を自覚することから始めてみましょう。
また、自分が一方的になにかをしたい場合は「これは、わたしがしたいこと」というように、見返りを期待せず自分の思いと相手の人生の選択肢に境界線を引きましょう。
まとめ
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人と人の間には、見えない境界線があり許容範囲は人によって違いがある。お互いが自分の境界線を引くことで心地良いスペースを確保し、建設的な関係性と身心の健康を保つことが出来る。逆に、自分のことがわからなくなった時は、境界線を引けていないことが原因かも。
- 人に境界線を越えられる
- 人の境界線を超える
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キーワードは、「尊重と主導権」ね!
他人に、自分のことを「どのように扱ってもらいたいか」を伝えるのは、とても大事なことでその本人にしか出来ません。自分の境界線の範囲を知って、明確なラインを引こう!
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許容範囲は、自分の心に聞けばわかるよ。
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調和をする相手は自分♡
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